GeckoSDK for Delphiの行く先

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GeckoSDK for DelphiのコードをBagelブラウザによる変更を一部マージするなどして更新した。 Begelの新バージョンはDelphiを使わないようなので、もう更新は俺が頑張るしかないんだよな。

それはそうとBegelがDelphiの採用をやめた理由のひとつに、Mozilla 2でのAPIの大幅変更がある。 C++例外を前提にしたコードになるので、フレームワークのまったく違うDelphiでの対応は確かに難しい。 よほど変態的なコードでラッパを書かないことには新APIでは動かすこともままならないだろう。

で、どんな変態的ラッパを書かねばならないかと、新APIのコードを確認してみたかったのだが、 いかんせんソースツリーにその正体が現れてこない。 Mozilla-centralのコードは旧態依然としたGecko 1.9ベースのコードのままだ。 Mozilla 2のAPIが新しくなるのは2006年には発表されていたので、 かれこれ2年以上もその姿が見えていないことになる。

目標の向かう方向はわかるものの、その行く先がはっきりしないのではどうしようもない。 しばらくはGecko 1.xベースのままでコードは保守されていくだろう。 Gecko 2の開発期間がGecko 1.0より長くなりませんように。

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このページは、が2009年2月21日 20:02に書いたブログ記事です。

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